マーケティングオートメーションのシステムを導入、運用するときに重要なのが費用対効果が高いシステムを選び出すことです。初期費用もかからず、月額コストもかなり安いシステムを見つけることができても、実際に運用してみて売り上げが伸びなかったら意味がないでしょう。また、高額な費用がかかるシステムを導入して売り上げが増えたとしても利益ベースで赤字になっていたら問題があります。目的が売り上げであるとは限りませんが、きちんとマーケティングオートメーションを導入したことにより効果が得られ、それが費用に比べて十分なものでなければならないのはどのような場合でも同じです。
費用対効果に関わるパラメーターはたくさんあります。マーケティングオートメーションを始めたことによりマーケティング担当者の負担が軽減し、他の業務で成績を上げてくれる場合もあるでしょう。連日残業だった状況から残業なしになり、人件費の削減に成功できる場合もあります。実際に導入したらこのようなことを総合的に加味して費用対効果がどのくらいになったのかを計算してみるのが大切です。システム選定の段階でも試算をしてみてより利益が大きくなりそうなものを導入しましょう。
費用対効果は実際にマーケティングオートメーションのシステムを導入して運用してみないと計算することはできません。費用は見積もることができても効果は推測することしかできないからです。ただ、実績に基づいた試算は可能なので試してみましょう。他社での導入事例によってシステムの導入により売り上げがどのくらい増えているかをシステムの提供業者に説明してもらうのが大切です。また、人件費などの削減状況についても可能な限りのデータを示してもらいましょう。そのデータと自社の現場の状況を照らし合わせることによりいくら売り上げが増えるか、どのくらい人件費を減らし得るかを推測できます。
その結果とマーケティングオートメーションのシステムの導入コストとランニングコストを対照してみると費用対効果を評価することが可能です。単純に月額や年額で引き算をしてみて、複数のシステムを比較してみても良いでしょう。概算であってもかなりの違いが生じることが多いので、どのシステムを候補にすべきかがわかるのが一般的です。実際に導入してみて想定したような費用対効果が得られなかったら別のシステムに切り替えれば良いと考えて候補になったシステムを使ってみましょう。
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